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夏の三木会

20日は三木会でした。

久しぶりの方、初めての方、レギュラーの方、みなさん始まる前も終わったあとも和気藹々。
今日のテーマは「裁判」。西理事長に分かりやすく裁判のリアルを解説いただきながら知っておいた方が良い裁判所の利用方法や裁判に臨むことになっても慌てない心構えについて教えていただきました。

日本ではすこし身構えてしまいがちなテーマですが、訴訟社会のアメリカなどでは問題やトラブルについて解決するために裁判所が話し合いの場として割と気軽に利用されるということです。アメリカ社会は社会通念や概念も相違する多民族が共存するために「法」が機能することが重要、よって裁判という方法が利用され易く、身近で慣れたものになっているのではないかということのようです。

実践的知識としては「支払督促」の手続きについてのお話がたいへん興味深い内容で盛り上がりました。西理事長貴重なお話をありがとうございました。

本人訴訟のオーソリティ西岡理事は「改めて解説いただくことで手続きや訴状作成していた時のことを思い出しました。裁判を起こすのも起こされるのも望まないですが、知識として備えておくことは大事だと思います。今日教えていただいたことは繰り返しおさらいしていきたいと思います。」

2023年度第1回研修会でした。

2023年度第1回研修会でした。

第一部は弁護士の宮崎裕二先生による「不動産取引における人の死の告知の範囲」
第二部は株式会社ビレッジガルテン代表取締役小林孝明社長による「KTスキルパッケージ」についての講話でした。

聴講の皆様からは「事故物件事例や判例を考察して自身はどのように関わるべきかを考える良いきっかけになりました。」「スキルパッケージについてお聞きしながら、『あ、あの空き家の所有者にもう一度会いに行こう』と考えてました。」「さすが近畿定借機構という内容。聴きにくる価値あり!」と嬉しいお言葉をいただきました。

講話時間の予定を超えても質問が止まりません。話す側、聴く側に熱意がある研修会。自画自賛ですがなかなかないと思います。今後も価値ある研修会企画に努めてまいります。

2023年度第1回研修会 5/12開催決定

コロナ禍によって約3年間研修会開催がなかった機構ですが、今年の1月より研修会を再開させてまいりました。
そして新年度最初の研修会の案内をお知らせすることができることに大きな喜びを感じます。
弁護士の宮崎裕二先生による第1部はたいへん興味深い「不動産取引における人の死の告知の範囲」というもの。一昨年国土交通省より「残置物の処理等に関するモデル契約条項」が示されて話題にのぼることが多くなった賃貸物件における借家人の孤独死など事例を絡めて最前線の実態をわかり易く解説いただきます。
第2部は当機構事務局長、株式会社ビレッジガルテンの小林社長による「KTスキルパッケージ」についての解説です。高齢単身者など大家が賃貸契約に不安を抱いて対象から外してしまいがちな需要家。しかし定期借家制度の利用を軸にいくつかのスキル(知識とその組み合わせ利用)を持てば不安解消、当事者すべてがWinWinに。
「KTスキルパッケージ」は近畿定借機構の毎月開催の勉強会「三木会」から生まれたスキルの組み合わせであり、住宅確保要配慮者の救済だけでなく空き家問題解決にも貢献が期待される画期的な取り組みです。ぜひこの機会にご聴講ください。