本日は平成30年度第1回研修会でした。
ご登壇をお願いしましたのは玉井FP行政書士事務所代表の玉井健裕先生。
テーマは「ノンフィクション 不動産事業における具体的高齢化事案とその解決法」
これまでの売買や賃貸借といった不動産の現場で、高齢者が関わっての課題の解決には、「急ぐ」「簡略化」「業者の収益性」「一方だけに都合のいい保全」という理由によって当事者のうちのだれがが不納得な結果で終わっているケースが多くなってはいないでしょうか?
そんな自問を抱くようなとても心を動かされるご講話でした。
不動産事業に高齢者が多く関わる時代。今一度業界は報酬を得られる業務の最終達成ラインについて見直すべきなのかもしれないと考えさせられました。
激しく雨が降るあいにくの天候でしたが、聴講者からは「クライアントのためにもう一歩踏み込めた事案があったのではと自戒した。」「セオリーや法に依存して、課題の本質が見えていないことは確かに多い。」との声が。
また、事前にトラブルを回避し未来をコントロールする知識とその利用が示された会でもあったように思います。
玉井先生、素晴らしいご講話を、ありがとうございました。